還著於虚像

2015年9月
安保法案を巡り、一部の現役学会員が「師の教えに背いてはならぬ」と、行動を起こしている。
そのことを「信じられない」「OO党のナリスマシによる陰謀策略」と一蹴した母。
しかし実際に、学会を支持母体とする公明党に向け、反対署名運動を展開したり・
党公認を得ずに無所属立候補→当選してみたり・大規模なデモに参加をしたり・
憲法学者を招いたセミナーを独自開催&参加する会員が実在するのを、各種報道番組で
目にする事となり。
「全国区の報道番組で取り上げていたって、母は”こんなのマスコミがでっちあげたデマだ!”と
言うのではなかろうか・・」と、懸念していました。
学会員の大半は、マスコミを信じない&敵視しています。
いうまでもなく、組織による徹底した・長年のプロパガンダの賜物です。
最近こそ、有名週刊誌に醜聞がでることはなくなりましたが
(文春あたりが、そのうちでっかいネタあげてくれることを心待ちにしておりますが・・w)
十数年前までは、有名週刊誌に創価スキャンダル見出しがでかでか躍っているのが
常でした。新潮社相手に、多数訴訟を起こしていた時代がありましたよね。
それを組織じゃ「でっちあげのねつ造記事!」「池田センセーに嫉妬している輩のしわざ!」
果ては「師匠を護れ!」だのなんだのと・・(呆)。
近年、莫大な広告費を費やしてマスコミ口封じに成功した・・と聞きますが、それはあくまでも
大本営&池田老人にまつわるスキャンダル&不都合な事実に限定したものであって。
”末端会員の自由意思に基づく行動”を取材・報道することについてまで制限はできない、と
いったところでしょうか。 
とにもかくにも、日本の一隅にある、事実を報道してくれた事に敬意を表します。

放送終了後、母に電話を入れ
「(番組を見て)どう思った?あの人たちは、OO党のなりすましだと思う?」と尋ねてみました。
母は「あの人たちは、本物(学会員)だわねぇ・・」と、気落ちした風に答え。
「いかに幹部が、組織運営サイドに都合の悪い出来事をなんでもかんでも
"デマだ・ねつ造だ・陰謀策略だ"と片付けてきたかが、よく解ったでしょ? 
真実であっても組織運営上、矛盾の生じることは何もかも敵対勢力のせいにしてるんだよ?
それは今に始まった事ではない、ずっと昔からでしょう。
会員は、基本的に従順だから上の言う事はなんでも信じるよ。というか、少しでも異を唱えれば
「あなたは信心が足りない!」だとか「師匠を悲しませる気か!」「功徳を消す」だとかの、
実際のところ答えになってない・ただ急所押さえつけるだけの文言でカタつけるしね。
それ言われたら、会員も疑問をひっこめるしかなくなるもの。
師匠を悲しませる・功徳が消えるって、まじめな学会員にとっては一番イタイところだもんねw」と
私がそうまくしたてると、母は「それは、よくわからない」と一言orz
ただ、実際にこのような(安保に対して反対し、行動を起こしている)学会員が実在する事に対し
母は「ショックだ」と感想を述べ、
「ただ、学会の長い歴史の中で、このような、学会が割れるような危機は何回もあったんだよ。
戸田先生が亡くなったあとだって、おかしな動きがあった。宗門問題にしたってそう。
学会が爆発的に発展する前触れに、必ず何か不穏な動きがあるものなの。これは瑞相よ。
今回の事にしたって、私の目からみればそうとしか映らない。
何が正しかったかは、後世の歴史が証明する。今までだって、そうだったんだから」と。
えーっ?!orz
論点が、ずれまくりじゃん!!と、突っ込みたいのは山々でしたが、母は加えて
「それに安保に反対だろうが賛成だろうが、そんなこと関係なく
私が信じているのはあくまでも日蓮大聖人様と御本尊様なの。
誰が学会の事を、何といってこようと、そこは全く揺るがないから」と。
「だったらもう個人信仰でいいじゃん・・」と私が言うと「それは違う」と反論。
「日蓮仏法と、御本尊様に出会わせてくれたのは、学会だから」と、恩義を感じているから
籍をおいているのだ・・との主張でした。
いろいろ、つっこみどころ満載で・・特に「安保法制に反対する学会員が出てきたことは瑞相」
という、全く理解しがたい説に関して徹底的につっこみたいのは山々でしたが、
後ろから「晩御飯まだ?」と子供達にせっつかれ、はっと我にかえりw 
話し足りない~気持ち悪い~・・と思いつつも、電話を切りました。

殆どかみ合ってない会話でしたが、母が創価(大本営)を悪く思いたくない・・という意思のみが
強く表れていたな、と感じ。
母の中に、何の根拠もない「清く正しく美しく間違いのない創価学会」というものがあって、
自分が付き従ってきた&これからついて行くのも、この↑パーフェクト創価学会だ!と
言いたかったのでしょう。
ただ、その実は完璧なる情報統制によって会員だけが見ている「清く正しく美しい」虚像であり。
プラス、数的論理で大多数ゆえ「強者」と成ってきたに過ぎず。
以前より衰退したとはいえ会員の数が多い・いまなお会が続いている、
それが「正しいことの証明」になる、という物差しについても、実に年寄り臭いなぁ・・と感じもし。
この先、学会が何派かに分裂する事があったとして、
(池田老人の平和哲学推進=公明不支持派/池田老人マンセーだけど公明支持派/
世襲OK派/世襲否定派・・etc バリエーション豊富になりそうw)
高齢者の大半がついていくのは「人数が多く」て「情報統制がうまい」ところ。
母においても、宗門問題と同じくで、親戚一同でコンセンサスを得た団体に移るんだろーな・・。
けど、数多に組織が割れるだなんてことがあれば
「学会正義」もなにも、あったもんじゃないけどね?wと、思ったりもし。

ちなみに、池田老人マンセーな幹部のおば(70代後半)ですが、安保には賛成で
公明党はまちがってないし・大本営もなんら矛盾してないとのこと。
池田センセーの教えに背くとは思わないのか?とも、尋ねてみたのですが
「(池田老人が)自身の考えに相反してるとお考えなら、もうとっくに公明党を解党している。
それをなさらないということは、深いお考えがあっての事で、私達のような凡夫には計り知れない
智慧があるのだ」と、のたまいましたw
センセーが一切表舞台に姿をみせなくなった今も、院政は続いているのだ・・と固く信じているおば。

ほんと、一体全体、どーなってんだ?!会員の頭のなかの、虚像の池田センセーってw
近頃噂の(?)もと大本営勤務の3名をはじめとした・安保法制断固反対派の皆さまにおいては
「師匠の教えに背き、会員を懐柔する憎き上層部!&公明党!」って図式がある。
彼らのなかで師匠は、どういうわけか部下(原田会長以下)に権限封印され・
上層部が師に背いて勝手な事をしている・・という説がまかり通っている(ように私には見えます)。
しかし一方で、幹部のおばや実家母のような
「先生はすべてわかってる。表に出てこなくても、深いお考えのもと、指揮している。
過去の教えと現在に矛盾はない。真実は後世の歴史が証明する」と信じて疑わない人たちもいる。
まさに「みんな違ってみんなイイ!」状態w
エンディングが尻切れトンボの映画や小説みたいなもので、その後の登場人物がどうなったのか?
それは受け手の想像力に委ねられる・・のと同じく、池田センセーというのもまさに
「虚構」のスタァであり、会員ひとりひとりの中で勝手に作り上げられた偉大なる師匠なのだなぁ・・
と、思い。
ぶっちゃけ大本営にとっちゃ、どちらもいいお客さんです。
新聞書籍の購買・財務納金、これさえ切らさなければ、安保法案反対だろうが賛成だろうがOK!
不買運動やら・投票ボイコット運動など、寝た子をおこすような「扇動」を企てる会員のことは
さすがに排除していくでしょうが、池田老人を求めている限りは金蔓だから手放さない。
どんなに大本営や会長以下が嫌いでも、池田老人を崇拝している限りは「かわいいお客さん」。
多少の反逆なんて、いたくもかゆくもなんともな~い、ってのが実かと思います。

その後、上記話題の続きをする機会もないまま月日が流れ。
11月になり、父の七回忌の件で母に電話。
そこで母の口から「夜の会合に出るの、やめたんだ」と聞いて、たまげました。
何があったの?と尋ねると、
地元地域で、安保法制に反対・公明党不支持の表明を会合席上で行った人物がおり
そこでの幹部とのやりとりを目の当たりにした母は、失望した・醒めたとのこと。
(詳細は書けませんが、ほぼ喧嘩状態だったとw)
母曰く「幹部も、安保反対の人も、どっちもどっちだ。
同じ教えを信じ、御本尊様を信じている”同志”として集まってる会合の席上なのよ?
そんな席で、揉めるのはおかしいわよ」と。
「学会に居たってみんな同じもの、信じてるわけじゃないと思うよ?
あなたは違うだろうし、信じられないかもしれないけど、今の学会は日蓮大聖人というよりも、
中心は池田センセーなんだよ。信じてる教え・対象って。
その池田センセーがブレブレなんだから、弟子もブレブレ、揉めるのは当たり前だよ」と言うと
「そんなのおかしい!
みんな日々拝してるのは、日蓮大聖人様があらわしてくれた御本尊様でしょう?」と
母は、ぶつぶつ言っていました。 
私なんかよりもずうっと長く、何十年も、たゆむことなく学会に接し・潮流にいる母が
「現在の学会は池田老人が御本仏状態」を認めない、というのが実に不思議でなりませんでしたが、
かつての私がそうであったように、周りがどんだけ師匠!師匠!と言っていても我関せず・
馬耳東風で居られるのが、創価という団体です。
なんといっても表向きは「日蓮仏法」をベースとした「仏意仏勅団体」ですからw
あからさまにアンチ池田と騒ぎ立てない限り、組織から排除されることはまずありません。
池田老人を崇拝せずとも、創価の命綱ともいえる経済活動+集票活動に寄与できる会員ならば
大本営は邪険になど絶対しない。 
「お母さんが思ってるような団体では、もうないと思うけどね?」と、上記を絡めて話しましたが、
母は「それは解らないけど、バカバカしいからもう会合には極力出ない」と。
ここでも絶対に、大本営を悪とすることは認めない母でした。

かくして母は、自ら非活の道を歩みだしました。
(しかし残念なことにまだ新聞はとっています・昨年末の財務は納金したようです)。

”安保をめぐって学会員同志が喧嘩する”という、なんともお粗末な現場を見てしまったことで
母の中にある「清く正しく美しく間違いのない創価学会」像が、崩れ。
その失望から、母は組織の活動から静かに引くことを決めたようす。
会員同士の喧嘩の火種をつくった張本人=まぎれもなく、「池田老人」です・・w
否、張本人は池田老人というよりは、山本伸一なる小説のいち主人公かもしれず。
どっちにしても、虚像です。
還著於本人ならぬ、還著於虚像w 
だから痛くもかゆくもないのです、本人も大本営も。
痛いのもかゆいのも、虚像を信じすぎた人たちです・・そこに早く気付くと、いいなと思うのですが。

宗祖(建前上そうなっている)である日蓮大聖人がすっぽり抜け落ちたところで、
師匠の教えに背くフンガー!と怒る会員と・いやいや師匠のお考え通りだよ・・で静観を貫く会員。
外から見ている分には、実に面白いw
特に、怒る会員側がどこに落とし所をもっていく気なのか?興味があり、この先の展開を
生温かく見守りたいところです。

話を元に戻します。

私の覚醒から三年あまり、母に口うるさく話してきた「組織の矛盾」「教義の矛盾」なんてものは
一切関係も効力もなく、いわば母は”勝手に”非活街道を歩み始めました。
昨年暮れの時点ではあまりにも意外すぎて、ただその変化に驚くだけでした。
が、今になって、私が「問題を手放した」ことで、母に変化が訪れたのだ・・と気が付いたのです。
それがわかって、すごく腑に落ちましたし、私自身とても楽になりました。
此処が非常に大事な部分だと思うので、追って書いていきます。

(続きます)

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