瓦解の兆し

2015年のGW、姪っ子の海外挙式に参加。行先はハワイでした。
現地集合し、初日の夜は兄の招待で母・兄一家・姉夫妻・私達家族で食事会を。
そうかしこまったものではなく、生バンド演奏つきオープンエアのレストランで。
周囲がガヤガヤしていたこともあり、兄一家の面々とさほど会話せずとも場が持ち、
私は正直助かりました。
兄に対し、私はずっと複雑な気持ちを抱いており、苦手意識があります。
(同時に、兄の家族に対しても、親しみが持てません・・面識が少なすぎる事もあります)
同じ家で育ちながらも、きょうだいと思えない。まるで他人のよう。
子供時代の記憶をたどっても、楽しかった思い出が殆どありません、残念ながら。
兄が進学で家を出て以降、接点ほとんどなし。
いい大人になって初めてガッツリ喧嘩になったのが、創価がらみの話(父の葬儀方式を巡り
父方おばも加わって、揉めました)。
当時は救いようのない創価脳だった私も、いまやすっかり覚醒。
あの頃の私は本当にバカだった、まちがっていた、申し訳ない、という思いがありながらも
これといって謝ったことはありません(現在進行形)。
この時も、謝る様なタイミングも雰囲気もなく、スルー。
かといって、兄が冷たく接してくるようなことでもなく。
お互いに(内心は量れませんが)大人の対応・態度です。

父の一周忌で会った時にはまだ中高生だった兄の子供達、すっかり成長しており。
これまで、母は事あるごとに「信心がないから~云々」と、兄一家を案じていました。
いつか痛い目をみる、泣いてからでは遅い・・そのような事を繰り返し兄に伝えていました。
兄の結婚後、分所帯での本流を母はずっと願ってきました。兄も、奥さんもそれを受け入れず・
奥さんは母の攻撃(?)でうつ病になったこともあり、以降、兄嫁と母が直接連絡をとりあう事は
していません。
当然のことながら、信心や御本尊がなくても、兄一家は現状安泰であることが伝わってきました。
翌2日目の結婚式で、姪っ子のお相手一家や親族、友人の参加者とご一緒しましたが、
皆が笑顔の素晴らしい挙式&パーティで、非常に良い気に満ちていました。
そして創価信仰の有無と人生の幸福は、全く関係ない・比例しないことを今さらですが
ひしひしと感じたのです。
それでも母は、「自分が長年信心してきたおかげで、孫末代まで幸せになれたのだ」と
思っているのだろうか・・?
たしか2年前、姉の挙式の際もそんなこと言ってたよな・・。
挙式はチャペル式でしたが、母は何も文句を呟く事はなく。
孫の初めての結婚式で、さすがに母もそれなりに思う処あり・感動していたようです。

3日目、観光で民族文化のテーマパーク(Polynesia Culture Center)へ
母・姉夫妻・私たち一家で出向き。
到着するとガイドが迎えてくれ、日本人の青年・お嬢さんたちです。
日本人留学生とのことで、きびきびと誘導し、現地スタッフと流暢な英会話を。
同センターは自然豊かな場所にあり、中心市街からはかなり離れたところにあります。
そんな場所で日本人(ガイドさん)に会えるのは、なんだかとてもホッとするのです。
観光客の大半も欧米の方で、日本人はマイノリティーゆえ。
私達を担当してくれた留学生男子は、快活で「さわやか」を絵にかいたような人物、とても親切でした。
母は「学会青年部にも、あんな子がいてくれたら。スカウトしたいわ」と言っていましたw
翌4日め、朝食をみんなで食べたのですが、
昨日ガイドをしてくれた日本人留学生が素晴らしかった・・と母が感想を述べたところ、
姉の旦那さんが
「彼らは、モルモン教徒なんですよ」と教えてくれました。
母、悲鳴に近い声で「エエ~っ?!」
そのテーマパークは、モルモン教系大学(ブリガム ヤング大学ハワイ校)の付帯施設。
中で働いているスタッフは留学生(同大の学生)が中心。
「奨学金をテーマパークの労働奉仕で返しているんですよ。みんな、真面目ですね。
親の脛かじって、バイトばかりで遊んでる大学生より、貴重な経験・修養している。
就職でも有利かもしれませんね」と。
姉の旦那さんはただ、知識を披露してくれただけですが、母は絶句していました。
絶句の理由は、よくわかりませんが、おそらく「青年部にスカウトしたい程、素敵な青年」が
(創価でいう)外道信仰系大学の学生さんだった・・もしかしたら信者かも・・ということに
ショックを受けたのかもしれません。
(創価でいう)低い教えを信じている”にもかかわらず”人となりは素晴らしい・・なんて
こんなの、ものすごい偏見だと思いますが、これは年寄り創価脳にありがちな独善排他主義。
池田老人がどれだけグローバルwに、世界の識者と宗教・人種を超えて語らおうとも、
「日蓮仏法を信じる自分たちが一番すごい」という、古参会員における折伏大行進時代の
刷り込みは、そう簡単に消せやしません。
表には出さずとも、心の奥底では他宗教の信者を「見下す」ことが、デフォルトになっている。
高齢信者にありがちなことのように感じています(私の周囲の人間だけかもしれませんが・・)。

食後、主人と子供達は海へ行き、私は姉夫妻&母と買い物ツアーへ参加。
ショッピングセンターで姉夫妻と別行動し、母と二人でお茶した際、私が軽口で
「ハワイ留学なんて、よっぽどお金がないと出来ないものだって思ってたけど、
いろんな(奨学制度)手段があるんだね。うちの子たちも、そうさせようかな~?」というと
母が「やめてちょうだいよ!邪宗なんて・・」と、拒絶反応を起こしていました。
(注:同大学への留学については、必ずしも入信や改宗が必要なわけではありませんが、
 奨学金を受ける場合は、信徒であるほうがスムーズだとの事)
「留学生の奨学金、原資はテーマパークの入場料だけでは賄えないよね。
それはやっぱり、教団の信者さんからの寄付も込みなんじゃないかな~?
あんた達(創価)と一緒じゃん、寄付集めて。ただ、まったく使い道が違うよね。
無駄にあちこちにハコモノ作るより、学生さんを助けてるんだから、(モルモン教は)
社会貢献してるわ~。
さすがは慈善事業に熱心なキリスト教系だよね」と、あてつけのように言ってみました。
母は「学会だって、(学生支援)やってると思うわよ・・」と言い淀み。
先ほど調べたところ、確かに各種やっている様子ですが、「半額支給」が大半だったことが
気になりました。
3ケタ財務をX回以上やってる家の子供・または孫は全額無償!くらい、やってくれても
いいと思うのですがw

その後、買い物ツアーからホテルへ戻る車中で母が
「今回、会館に行く時間はないのかしら?」と、一言。
現地にある、学会の会館へ行きたい・・という意味でした。
翌5日めは私たち一家がオプショナルツアー参加で、早朝から別行動ときまっており。
6日目は帰国日で、昼前に空港へ向かうため会館に行く暇はありません。
「姉夫妻にたのむか、一人でタクシーで行くしかないんじゃない?」と私が言うと
「あの二人(姉夫妻)に一緒に行ってくれなんて言えないよ・・」と母。
じゃあ一人で行ったら?コンシェルジュにタクシー呼んでもらって、往復ってお願いしたら?と
やや突き放す感じで答えると母は「考えてみる」と。
「べつに、無理に行かなくてもいいでしょ?
会員は、海外いったら絶対会館訪問しなきゃいけないって決まりがあるわけでもない。
初めてならまだしも、前(2012年)も行ったとこじゃん?」と私が返すと
母は「うーん・・」と唸っていました。迷っていたようです。

現地集合・解散で帰国便も別々だったため、最終日(5日め)の夕飯は姉夫妻&母と
一緒に食べる約束をしていました。
翌5日夕方、さて母はどうしたのだろう?と思いながらレストランへ。
今日はどこ行ってたの?と尋ねると、姉夫妻と共にレンタカーで観光名所を巡っていたと
解りました。
食事を終え、母に「会館どうした?」と尋ねました。
母「今回は諦めた。また今度、来ればいいかなって思ってね」と。
私は内心「ほぉ~・・」と思っていました。
2年前、姉の挙式で海外某地へ出かけた際、母はタクシーをチャーターして一人で現地会館へ
向かいました(この記事)。
意地でも、海外で会館詣でをしないと気が済まなかった母が、変わったじゃん・・!と。
ハワイの会館は事前アポが不要になったらしく、予約していたわけじゃなかったので
どうでもよくなったのも、スルーした理由の一つにあるかもしれませんが。
それにしても、従来の母であれば強引にでも・無理くり会館詣でを実行したはずです。
私たち家族や姉夫妻を巻き込めなくとも、一人でも行こうと思えば行けたはずなのです。
それが、このときは「行かない」という選択をした母。
どこか、気落ちしているようにも見えましたが、会館へ同行しようとしない私を責めるような
言葉は、ひとこともありませでした。

2012年秋に私が覚醒してから、2年と半年あまり経過していたこの頃。
創価脳の非常識を指摘し・ただすたび衝突を繰り返し、絶望的な気持ちにさせられた事は
数知れず。
先の地方選挙で母から「功徳ありきで支援活動やってるわけじゃない」発言があり、
理解に苦しんでいた私も、この旅行終わりで微妙な変化を(やっと)感じ取りました。
母の中で、頑なだったモノが、緩んできたんじゃないか・・?と。

(続きます)
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