白か黒か赤かグレーかまたは他の色か

2015年8月 実家へ帰省しました。
滞在中、偶々テレビでやっていたドキュメンタリー番組を母と視聴。
太平洋戦争を振り返り~現在の安保関連法案問題へとつなげていく内容で、
番組の後半に映し出されたのが、2015年夏、国会議事堂前に数万人が押し寄せた
デモの様子です。
若者中心に「憲法まもれ」「戦争法案絶対反対」とシュプレヒコールを上げる、その様子を見やり
母が「どうしてこの人たちは、反対しているのか?」といった疑問を呟きました。
え、意外・・!と思った私は、「お母さんは法改正に反対じゃないの?」と質問。
すると「反対じゃない、賛成だよ。近隣諸国の動きを見ていて、不安に思うのが普通でしょう。
もう、終戦直後と今じゃ、まったく違うのだし・・」と。
平日のニュースを一切見なくても、報道バラエティは欠かさず録画し見ているだけあって、
日本を取り巻く状況・国際情勢について認知がある様子でした。
「けど、学会員で法改正に反対している人多いでしょう。デモに参加してる人も
結構いるみたいだし?」と私が返すと
母は「嘘でしょう?その人たちは何を考えているの。国益を護るのが優先でしょ」と言うのです。
(公明党の中の人は↑学会員が全員、この考え持ってくれたら楽なのに!と思うでしょうねw)
「戦争法案なんてデモ隊の人たちは言ってるけど、そんなことないわよ」と母の言葉は続き。
これには内心たまげました。およそ、学会員の意見とは思えないwと。
が、すぐに”ああそうだった!うちの母は池田フォロワーじゃないもんね・・”と思いなおし。
池田老人の大言壮語な「平和哲学」とやらには、母は全く影響をうけていないのです。
創価にありながらも、母のスタンスはあくまでも日蓮フォロワー故。

「それでも、大半の学会員は法改正・改憲に反対してると思うよ。
牧口・戸田先生の経緯もあるし、池田センセーの反戦・世界平和思想・指導に従わねば!と
思ってるからだよ。ほら、人間革命の有名な書きだしにもあるじゃん・・」と、
戦争ほど残酷な~悲惨な~のくだりを話してみました。
母は「そりゃ戦争は絶対にいけないわよ。でもね、国防は別よ。
それとこれを、いきなり戦争に結びつけるのがおかしいのよね・・」と、持論を展開。
ちなみに、実家地域でこの件に関して「公明党おかしい!学会おかしい!」と異を唱えるような
メンバーは誰もいない(当時)とのこと。
「現場では何って言ってるの?」と聞いてみたところ、これといって何も・・と母。
ただ、すこし前に某国会議員の報告会へ行った際、集団的自衛権の一部解釈拡大について、
”PKO法案のときと同じで、当時も大変な反対意見があったが、平和人道のための派兵だった・
派兵された自衛官は道路舗装などインフラ整備に従事した為、たいへん諸外国の方々に
喜んでいただき、日本は素晴らしい国と尊敬・感謝もされた。
今回の事も同じくで、今は不安だらけで中身がわからなくとも、あとから「良かった」と
言ってもらえる内容になる(はず)。
戦争に直結するというような誤解はしないでもらいたい”との説明があったと教えてくれました。
「だからちゃんと議員の話を聞いてない、一部の学会員が誤解(反対)してるんじゃないの?」と
母談。
「その話を聞いて、誰か議員に反論する人(公聴者)はいなかったの?」と尋ねてみたところ
「誰も反論なんてしなかったよ。皆納得して、聞いていたよ」と母。
「ふーん・・まぁでも、公明党と創価じゃ、スタンスが違うからねぇ」と私が言うと
「違うわけないじゃないの。同じよ!
だのにどうして反対する学会員がいるのか、意味がわからないわ」と返ってきたのですw
「(スタンスは)同じではないみたいよ。創価は見解をはっきりさせてない(2015年夏当時)。
池田センセーの指導・発言と矛盾してしまうから、スタンスははっきりさせてないよ。
だから怒ってる会員がいるんだよ。
”公明党が暴走している!創価学会を支持母体としてるなら、どうして師匠の教えに背く?”
って、公明党執行部に対して怒ってる人もいれば、
”公明党を指導是正するのが学会本部の仕事だろ!”って、大本営に対して怒ってる人も
いるんだよ。どっちに対しても、矛盾を感じてるってことだよね」と返すと、母は
「まさか~?」と、私の言う事を信じない風でした。
「いやいや、だってそうでしょう。公明党といえば平和の党って、学会員は信じ応援してきた。
学会員はみんな日々、平和を祈ってるんだよ?
自分たちがお題目あげてれば、ミサイルは飛んでこない・止められるって信じてるんだよ?」と、
皮肉をこめて私が言うと母は「馬鹿なことおっしゃい!」と苦笑いで。
「本当だよ!なんのために朝晩、平和を祈念してると思ってるの?学会員なめんな、だよ?w」と
さらに(馬鹿にしつつ)言ってみましたが、母は
「そんな事、誰も思ってないわよ!
だいいち、お題目でミサイルを止められるなんて、非常識よ・・」と答えました。
私「本気でそう思ってる訳じゃないにしたって、祈りや池田思想で世界平和が実現すると
考えてるのは間違いないでしょ?
その基層部があるから、現実的な手段(法改正)については断固反対するんだよ。
だって、”じゃあ実際、いま侵略行為に遭ったらどうすんの?”って反対意見の学会員に問いかけて、
突き詰めたらミラクルか性善説な回答しか出てこないと思うよ。
”勇気の対話で云々”とか”自分たちの平和への祈りでそれ(侵略)はおこらない”とか
”池田センセーが世界の要人とつながってるからそれはないとか”云々・・
平和を訴え続ければ・話し合えば平和は実現するって思ってるんだよ。
根っこの部分がお花畑なんだから、お題目でミサイル止めれるって理論と変わんないじゃん?」
と返しましたが、母はとうてい納得できない、との反応。
このやりとりが非常に面白くてたまらず・・いや、とても印象に残りました。
母が、創価脳のお花畑思想を真っ向「否定」したぞ、とw

私とて、池田平和思想には全く明るくないので(バリ活時代から、指導は読み流してましたし・・)
どうして一部の(いや大半?!)学会員が、池田先生の思いにそむく公明党フンガー!!と
猛烈に怒っているのか、異を唱えるのか、この頃しっかりと理解していませんでした。
自宅に戻って、ぐぐって知ったのですが、トインビー対談のなかで「自衛権」に関して
池田老人が言及しており、その内容が(ざっくりとした私的解釈ですが)
「国防のためだといいながら自衛権認めちゃうと、結局天井知らずで軍備増強するよね~・
軍備増強したら使いたくなるのが世の常だよね~・となると戦争だよね~・
だったらそんなの(軍備)持たないに越した事ないよね~!」という論調なのだと知りました。
母にその旨をメールしてみたところ
「池田先生だって、大きく時代が変わった事は解っているはず。
トインビー対談の頃とは、状況が違う」との返事がきました。
つまり過去の池田平和思想に縛られている学会員はナンセンスだ、という母の見解です。

疑問を何一つ持たないまま、選挙支援運動にまい進できる学会員の多くは
上記のような「先生だって時代が変わったと思ってる(きっと)」説を支持しているのでしょうか?
または、なにも考えていなくて、ただ功徳ありきで盲目に突っ走っているのでしょうか?
組織を離れて久しいためよくわからないのですが、説を支持する人が少なからず
いるとするなら、創価が教義教条を変えたところで、痛くもかゆくもなんともないわな・・。
全部、組織と自分たちの正義において都合のいいよう勝手に「曲解」「誤変換」してくれちゃう会員を
みごと「養成」することに成功した「今」なんだものな・・と、誉めはしませんが感心します。

話を元に戻します。
「だったら池田センセーが新見解を文書なりで出してやらないと、会員はいつまでたっても
安保法案反対!ってなるよね。
なんでセンセーは、こんな大事な件についてだんまりなんだと思う? 
これだけ大きな問題になって、会員が迷い・揺れてるのに。
本来なら、同時中継にでも顔出してコメントするのが弟子に対する師匠の良心だと私は思うけど。
それをしないってことは、何も言えない(書けない)健康状態なんだ、って見るのが自然じゃない?」
と問いかけの返信を。
それに対し即答はなかったのですが数日後、母から電話が入り
「デモに参加している人ってね、学会員を装った@@党員(今さら伏字にしなくても・・ですが
永遠の天敵である、かの赤い党です)らしいわよ。
三色旗を持ってデモに参加している人たちは、偽物学会員なのよ。
あんたも、そんなのにだまされちゃって。@@党の思うつぼだわね!」と私の鼻をあかしてやったぞ!
ドヤ!という感じで言ってきたのです。
ソースは?と尋ねたところ、地元幹部との事。 
「いやいや・・それはないでしょう。何の目的でそんなことを@@党がするのよ?」と私が尋ねると
「内部攪乱にきまってるじゃない!そうやって、学会を陥れて、崩壊させようとしてるのよ」と。
これは・・実におもしろいw
現役幹部が必死の「火消し」のために、かような説明をしているというのが大変興味深く。
なんでもかんでも、不穏分子は「@@党」など、敵対?勢力のせいにしてそーだな・・と。
私はネット上で見つけた、創価大関係者有志による安保関連法に反対する会のHPを
母に教えました。 
また、実名で反対署名運動を展開していた東海地方の現役学会員Aさんについても
「こーいう人もいるんだけど、この人も@@党のナリスマシなのか、その幹部に聞いてみてよ」と
頼みました。
その後、母からの連絡は途絶え。
母の事だから、幹部に質問したんだろうな。
で、幹部は母を「困ったチャン」扱いしてんだろーなーw
アンチの娘に、あれこれ無用な情報入れられて、いちいち質問してくる、うっぜーなー!くらいに
思われてんだろうな(かわいそうな母・・)と思いながら過ごしていた9月のある週末。
テレビ(報道特集)をなにげなく見ていたところ、件の署名活動学会員Aさんと、もと公明党議員で
2015年春の地方選で無所属出馬したというM議員が出演していました。
これこそ母に見てもらうべきだ!と思い、メールしたところ「今、正に見てるわよ」と返信が・・。
この話の続きは次回とさせていただきます。

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2016年3月のいま、上記のできごとを振り返って思う事ですが、
創価の中で、賛成の人もいれば・断固反対!師匠の命に背く!と激オコな人もいる。
それについて私は「みんなちがって みんないい」んじゃないのかな、と思いますし
大本営も本来ならば、そう言うべきだと思うのです。
なにもひとつの意見に集約せずとも。
同じ宗教を信じるものは、政治信条も同じくでなければいけない・・というルールはないはずで。
どこの政党・政策を支持しようが・しまいが、個人の自由です。
憲法で保障されている、日本国民の権利ですしね。
だけどそれを組織として認めてしまえば、統率がとれなくなってしまう。
組織を上げて「選挙戦を闘いましょう!公明党を大勝利に導きましょう!」と打ち出したところで
みんなちがってみんなイイ方式を取り入れてしまうと
「めんどくさいからやりたくない」
「公明党は支持しません。なぜなら師匠の教えに背いているからです!」
「公明党よりOO党の政策に惹かれるから、そっち応援したいんでやめときます」
「票頼みに行くと嫌われるんでやりません」 
こんな声を受け入れざるを得なくなります、組織がw
そのような事態を受け入れたくないのでしょう、組織、いや大本営は。
それゆえ、大本営方針(公明党支持)に反るような動きをする(した)会員を弾き飛ばしに
かかっている・・という話を耳にします。
だったらもうはっきり明言しちゃえばいいのに・・池田センセーも「時代は変わった!」って
思ってるよ!弟子のみんな、目を覚まして!って、随筆の一つも作って新聞に載せてやりなよ・・
と。 そうすることが、一番シンプルでわかりやすくていいのにw
しかしそんな事をしてしまうと、今度は平和思想を称えて顕彰や名誉称号を下すった
全世界のいろんな機関から非難ごうごうだから、出来ないのかもしれません。
迷える真面目な(貢いでもくれる)池田チルドレンよりも、グローバルステータスのほうが
重要一大事だという事でしょう。
正にあちらを立てれば、こちらが立たずw 事後相違も甚だしい、とならぬよう曖昧に狡猾に
やり過ごしているようにしか見えません。

組織内に是々非々な意見があると「認めない」姿勢が、当時の母の言動から垣間見えました。
母は「安保反対する学会員がいるなんておかしい・信じられない」と考えていた。
ここに、創価脳が創価脳である重大なポイントがあります。
また、安保法案に反対する学会員も「賛成する公明党又は大本営はおかしい」と考え、
母のような賛成派の学会員のことを「同じ学会員として信じられない」と思ったのかもしれない。
これも、実に創価脳らしい脊椎反応だと感じます。

だれが右でも左でも、白でも黒でもグレーでも赤でも、なんでもどっちゃでもいいんですが。
大本営が「みんな違ってみんないい」と言わないことについて少しでも「おかしい」と
疑問を持つ人が増えればいいのにな? 
そのような視点を、反対派も賛成派も、持てないものだろうか? と、
私の個人的な感想です。

(続きます)
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