宇宙銀行

創価の命脈ともいえる3大活動のひとつが「財務」。
私が考える3大の内訳は「財務」「新聞」「法戦」
この3つさえ最低限おさえておけば、普段の会合に一切出なくても組織の人は何も言いません。
結局、具体的な信心(折伏や教学研鑽)なんかしなくても、会員はおとなしくカネと票だけ供出すれば
大本営的にはOKって事。私が未活婦人部約10年で気づいた事です。

組織では財務を「どこよりも利率のいい宇宙銀行」なんて言っていました。
広宣流布のために使ったお金は必ず倍返しで戻ってくるという言い伝え。
私はそういった言葉を信じられないタイプでした。
実家の母が「身の丈に合わない財務はしなくていい」という現実的な考えの持ち主で、
有り金一切合財やるような姿を見ていなかったのも影響していると思います。
その背景は、父がアンチ創価な上、一切の金銭管理をしていた故。
母は毎月決まった生活費をもらって家計をやりくりし、父の稼ぎの総額を知りませんでした。
貯蓄、保険関係も全て父が管理。まとまったお金を母にもたせないようにしていたのです。
父がそうしていたのは、母に家計をまるごと預けて創価にお金を持っていかれちゃたまらないと
思っていたからだ、と父亡き後に姉から聞きました。
そして私は恥ずかしながら、20代後半の活動期まで自分で財務をしたことがありません。
母が家族全員分をこっそりやっていた為です。
父にばれたら領収書出せとか、生活費を無駄遣いするなと大騒ぎになるのが予測されたので、
家の中で私に財務の話をして欲しくなくて、秘密裏にしていました。
地域の人に申込書を家族分一括でもらいサイン。振込用紙の控も、後日組織からくる受領書も
家に持ち帰った事は無く、いつもびりびりに破いて駅のゴミ箱に捨てていたらしいです。
アンチの父に気付かれないよう、徹底していました。

白蓮の頃、同じ班のメンバーが活動報告をしました。
「初めての3桁(100万円)財務させていただきました」という報告で、私は驚愕しました。
彼女も私も社会人2年目でしたが、当時私の貯金額が3桁なかったからです。
自宅から通うOLで、家にお金も入れてないのに(父の方針で、親が貯金しているとあてにするな、
自分で管理しなさいって事でした)私は買い物が好きでブランド物にも目が無い。
社内預金で細々貯めている程度だったので、とてもじゃないけど3桁財務なんて今出来ないと思いました。
彼女が活動報告をした後、登壇した幹部は
「女子部2年目で3桁なんてすごい」と彼女を誉めたたえ
「皆さんも必ず、女子部の時代に一度か二度は3桁財務に挑戦してください。3桁ができれば境涯が
確実に変わります。3桁を積み重ねればどんどん境涯があがっていくということです。
素晴らしい幸福境涯を、一生の基盤をこの女子部時代に築きましょう」と指導しました。
3桁ができれば「境涯」が変わるって、どういう意味なんだろう?
どんどん境涯が上がって行くって一体?

活動報告の後、彼女に「境涯が上がった実感ある?」と聞いたメンバーが居ました。
彼女は「うん。すっきりしたよ。何か違うって感じする」と笑顔で答えました。
質問したメンバーは「すごい!私もがんばろう」と決意した風で。
私は横でこのやりとりを聞いても、憧れるとか・自分も頑張りたいとかそういう感情は一切わいてこず、
ただただ、すごいな。でも私は絶対出来ない。そう思っていました。
何か「絶対的に超えられない壁」が私と彼女の間にあると思いましたw
私はきっと強欲なんだなと、業が深いんだなと思うしかありませんでした。

財務のたびに婦人幹部をまじえた懇談会があって、どのくらい出来そうか聞いてきます。
具体的な金額では無く桁数です。
私は母にやってもらってると言えないので適当に毎回「2ケタ」と答えていました。
就職何年目かも聞いて来て、年数が長い人だと「そろそろ3桁頑張ったら?」と言われる事もありました。
なんか毎回とてもいやーな雰囲気でした。
婦人幹部はあるときこうも言いました
「お金なんてものは、必要な時に必要なだけあったらいいんです。余分な蓄えなんかいりません。
たとえば、急に家電が壊れたとする。その壊れた家電を買い変えるだけのお金がその時手もとにあったらいい。
今そのお金がなくても、財務をしていれば必ず”間に合う””事足りる”境涯になるんです。
だから我が家は、12月は預金残高が¥0なのよ。 でも、不思議と必要な時に必要なだけのお金はある。
それを境涯っていうんです。 余分なお金は全て広布のために使って頂くという思いがあれば、生活は
必ず守られるもの。
結婚資金なんてためこまなくていいのよ。嫁入りに身一つで来てくれたらいいよって、お金持ちの男性と
結婚できるだけの福運がつくんだから」と。
私はこの話にも全然なびかなくて、そんな馬鹿な!と思っていました。
又ある幹部は、3桁財務で得られる「境涯」とは「お金に振り回されなくなる事」と表現しました。
お金がなくても悠々と生きていけるってことだったんですが、それを幸福だと私は理解できない。
これは世代的にバブル後期を経験しているせいもあるのですが、自分の欲しいものを我慢してまで
広布に使って頂くという発想にどうしてもなれませんでした。

20代後半から自分で財務をすることにし、母に一体私の分を毎年いくらしてたの?と尋ねたところ
10万円だというので驚きました。 もっと少ない額を予想していたからです。
母は未活のきょうだいの分、父の分もしており、一家の総額となれば結構な金額です。
10万円から金額を落とすような事をしてはいけないと母がいうので、しぶしぶ毎年冬のボーナスから
出していました。 月々こつこつためるとか、上乗せしようと頑張る事はありません。
保険料年払いみたいな感覚でした。
同志と財務の具体的な話をすることもあまりなかったのですが、30代になって同級生の活動家と
話していたら、彼女が25歳から毎年3桁をやっているとさらっというので、驚きました。
彼女は途中転職もしていて、仕事をしていない期間があったのですが、そんな時どうしても100に届かず
カードローンで補てんして3桁を納金したというので、たまげました。
どうしてそこまで出来るの?と素朴な疑問をぶつけたところ
「1回3桁やっちゃうと、意地になる。
金額を落としたら負けみたいに思えて、自分に負けたくない。だからなんとしてでも3桁やってやる!って
なるんだ」と話しました。
私はそんな考えが全く理解できなくて、ほぉー、と聞くだけでした。
彼女がそこまでして財務を頑張る理由は
「海外にもっと衛星中継の拠点を増やして欲しいから」で
「アメリカでは、同時中継を見るために車で5-6時間かけて拠点に集まっていると聞いた。
 もっと拠点が増えれば、アメリカのメンバーが先生のご指導に触れる機会が増えるでしょ?」と。
ただただ、すごいなぁって感心するしかありませんでした。
私は財務にそんな思い入れ、みじんもなかったから。

けど、彼女には言わなかったけどこうも思ったんです
「そんなのアメリカのメンバーがお金だしあってやりゃーいいじゃん!」と。ODAじゃあるまいし。
なぜに日本人がアメリカの同志のために財務を3桁、しかも借金してまで納めるのか?
余ってるお金をあげるのとは違うのに、と。

彼女は決して「宇宙銀行に預けている」とは思って無く、純粋に海外の同志のために3桁財務を
続けていたのだと思います。功徳欲しさではなしに。
私のような俗な人間からすると、あれほど財務を頑張っていたんだから、彼女は絶対すごい境涯を
つかむんだろうな・とんでもない大富豪と結婚するのかしら?と思っていました。
現在、彼女は独身で、仕事の傍ら親御さんの介護をしています。
婦人部に勇退してからは非活です。
以前は帰省の折にお茶に行ったりできたのですが、数年前に「通院してる。誰とも会う気がしない」と
断られ、そこから連絡を取り難くなりました。
組織やいろいろに、思う所あっての事だと察します。

私は結局、女子部時代マストといわれた3桁財務をすることはありませんでした。
というか正直、勿体無くて出来ませんでした。
結婚前年の財務懇談会で、婦人部から桁を聞かれ「2桁」と答えたところ
「限りなく3桁に近い2桁よね?だったらもう、3桁いっちゃいなさいよ」と促されましたが
苦笑いで切り抜けました。
30代以上だと貯め込んでいると思われるのか、3桁は当たり前という空気で話が進むのも
怖いなと思っていました。
中には、転職期間中なので今年は控えめに・・って言ってる人に対して
「そんなことだと運が離れて行く。運というものは、一歩前に出た時についてくるものなのよ」と
まるで貯蓄を切り崩せといわんばかりの婦人幹部もいて、あなた何様?って思った事もありました。
あの手この手で3桁させようと必死な婦人幹部。
尋ねた事は無いけど、支部でノルマでもあったんでしょうか?

当時の女子部は、正社員で働いてこそ一人前。フリーターやパートは「一日も早く社会で実証を」
と幹部がせっついて就職活動を促していました。
これも、今から考えると財務部員を増やしたいだけだったのね・・と呆れます。
会員は単なるカネ集めの道具にすぎない。
女子部なんて特にそうだったのかもしれない。
恋愛を禁じたのは、男目線を気にするあまりおしゃれや美容に無駄にお金をかけたり、早々に結婚されたんじゃ
集金期間が短くなってしまうからたまったもんじゃない。
大本営における女子部とは、3桁財務の顧客くらいの認識だったんじゃないかと思ってしまいます。
恋愛の自由を奪われるわ・真面目に働いて稼いだお金は吸い上げられるわ・
すべてが「永遠の幸福境涯」という、誰も見たことのない・絵にかいた餅のために行われていた。
こんなに人をばかにした組織もないなと、いまさらですが腹立たしくなってきました。
3桁をした事のない私が怒るのもなんですが、2桁だって積み重なったら3桁になる。
募金詐欺よりたちが悪いでしょうこんなの。
財務はあくまでも寄付だから、返してもらえない事は百も承知だけど、返してほしい。私と親のお金。

そして私の覚醒のきっかけがまさに財務でした。また別の記事で書きます。

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